医療行為によって引き起こされる 医原性便秘

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便秘にはさまざまな種類がありますが、「医原性便秘」というものは意外と知られていないのではないでしょうか。これは原因から分類した場合の便秘のひとつで、「医療行為」が「原因」となっていることからこう呼ばれています。

あまり耳馴染みはないかもしれませんが、くわしく聞けば心当たりがあるという人も多いはずです。個人で解決することはむずかしい便秘ですが、誰の身にも起こりうる便秘ですので、一度しっかりと学んでおきましょう。

医原性便秘の原因とメカニズム

医原性便秘は、医療行為の副作用として引き起こされます。ここでいう医療行為とは、ほとんどの場合「薬の服用」のことを指します。

薬の副作用による便秘

持病を抱えていて日頃から通院している人であればご存知かもしれませんが、世の中には副作用として便秘になりやすい薬が非常にたくさんあります。特に内臓系の疾患に対して処方される薬の場合は、腸機能が悪化する可能性が高いです。胃潰瘍の薬などはその代表格といえるでしょう。具体的な名前としては、グラニセトロンやアザセトロン、オンダンセトロンなどが便秘を引き起こしやすい薬として挙げられます。

また、医原性便秘になる人はガン患者の割合も高いことが知られています。これは、抗ガン剤に自律神経障害を引き起こしやすい成分が含まれているためです。自律神経は消化や代謝と深くかかわっていますので、正常にはたらかなくなると便通にも障害が出るというわけです。さらに鎮痛作用のあるモルヒネは筋肉の動きそのものを鈍くしますので、腸の筋肉もうまくはたらいてくれず、便秘につながります。

そのほか、意外なところでは抗うつ剤も医原性便秘を起こしやすい薬として有名です。こちらも自律神経のはたらきを遮断する作用がありますので、高確率で便通にトラブルが起きます。

外科手術の後遺症による便秘

割合としては少ないですが、医原性便秘には外科手術が原因のものもあります。もちろん、これは手術が失敗だったということではなく、成功していても起こりうる便秘ですので誤解しないように気をつけましょう。

具体的には、排便時に手術跡が痛むというケースがよく見られます。下腹部や陰部、肛門などの手術をしたあとはどうしても力むと痛んでしまうため、便意を感じていても無意識に我慢してしまいがちなのです。この場合はあまり長引くと慢性便秘に直結することもあるため、注意が必要です。

また、消化器系や泌尿器系の手術の場合には、しばらく腸の神経が麻痺していることもあります。こちらの場合は便意そのものを感じないので、ついつい便秘がちになってしまうというメカニズムです。

医原性便秘の解決は医師に相談を

さて、それでは医原性便秘になってしまった場合はどのような対策をとればよいのでしょうか?

外科手術が原因の便秘であれば、解決法は簡単です。ある程度時間が経過すれば自然と痛みや麻痺は緩和されていきますので、特別な対策を練る必要はありません。基本的にはおとなしく症状がおさまるのを待ちましょう。また、術後の便秘があるうちはまだ入院中だというケースも多いでしょうから、医師に相談すればなにかしらの対策をしてくれるはずです。

問題は、薬が原因の場合でしょう。便秘解消だけが目的であれば、薬を断てば済む話ではあるのですが、薬というのは必要があるから飲んでいるわけです。それを勝手にやめてしまうと肝心の病気のほうに悪影響が出てしまいますから、やめるわけにもいきません。

やはりこの場合も、医師に相談するのがベストです。薬が原因で便秘になるというケースは医師も重々把握していますから、相談すれば下剤を一緒に処方してくれることも多いはずです。医原性便秘で悩んでいる場合は、自己判断で対策をすることはせず、素直に医師に症状を訴えるようにしましょう。

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