我慢から慢性化する直腸性便秘

ABOUTこの記事をかいた人

気になったことや知らないことを徹底的に調べることを得意としています。このブログでは調べたこと&実践してみた結果などを中心にアップしています。記事では出来る限り正確な情報を掲載していますが、万が一間違った情報が掲載されていた場合は、ページ下部のお問い合わせフォームやコメントからお知らせいただけると非常にありがたいです。また、記事についての質問などもドシドシ受け付けています!!

直腸性便秘は、3種類ある慢性便秘の中でもやや特殊な便秘です。ほかの2つは腸機能に不具合があることで引き起こされますが、直腸性便秘では腸そのものに問題がない場合も少なくありません。

自覚症状がほとんどないまま便秘が進行していたという人はいませんか? もしかすると、その便秘は直腸性便秘かもしれません。

直腸性便秘のメカニズム

そもそも私たちがふだん便意を感じるのは、直腸の神経のおかげです。食べたものが便となり直腸まで到達すると、直腸の神経は自動的に「もう便を出せる状態だ」と脳に伝えてくれます。ここではじめて、私たちは便意を認識することができるのです。

ところが、もし直腸の神経が鈍感になっていたとしたら、どうでしょうか? 直腸まで便が来ていたとしても、そのことが脳に伝わらなければ便意を感じることはできません。便意がないと排便をすることも困難なので、次第に便は排出されないまま腸内に溜まっていくことになります。直腸性便秘とは、このような「便意に気づいていない」状態のことをいいます。

つまり、何らかの原因で直腸の神経が正常にはたらいていないと、直腸性便秘になってしまうというわけです。

直腸性便秘が引き起こされる原因

それでは、直腸の神経が鈍くなってしまうのはなぜなのでしょうか? 事情は人によっていろいろあるかと思いますが、共通しているのは「便意を我慢することが多い」という点です。

トイレに行きづらい仕事をしている

世の中には、気軽にトイレに行くことのできない仕事がたくさんあります。たとえば接客業であれば、便意を催しても休憩時間まで我慢しなければならないことが多いでしょう。車を運転する仕事では、渋滞に巻き込まれてしまうとトイレまで辿り着くだけでも一苦労です。

こうして日常的に便を我慢してばかりいると、体は直腸内に便がある状態に慣れてしまいます。すると、便が直腸にあることが当たり前だと捉えるようになり、神経はいちいち便の存在を脳に報告してくれなくなります。

入院中や寝たきりの状態になっている

入院中の人や寝たきりの高齢者にも直腸性便秘はよく見られます。体の自由が利きづらい状態では、少し移動するだけでも大仕事ですよね。そのため体を動かす回数をできるだけ減らしたいと考える人が多く、トイレもある程度溜まってからまとめて出そうとしがちなのです。

便意を無視していれば、やはり神経は反応が鈍くなります。さらに、体をあまり動かさないと筋力も衰えてしまいますので、直腸性便秘と弛緩性便秘を併発することまでありえます。

痔で悩んでいる

直腸性便秘ならではの特徴としては、痔持ちの人の割合が多いという点も挙げられます。痔があるとただ排便するだけでも激しく痛むため、どうしても排便回数を減らしたいと考えてしまうのです。結果我慢することが増え、直腸性便秘につながります。

さらに困ったことに、便秘になると便はよけいに硬くなるため、痔がさらに悪化することも少なくありません。

直腸性便秘の症状

便秘の種類は、具体的な症状からも見分けることが可能です。 直腸性便秘では、次のような症状がよく見られます。

便がものすごく硬い

「便秘で便が硬くなるのは当たり前だ」と思われるかもしれませんが、直腸性便秘の場合は硬さのレベルが違います。

もともと便は、健康な状態であっても消化されてから排出されるまでのあいだに少しずつ水分が奪われ固まっていくものです。ほかの種類の慢性便秘は大腸から先に便が進めないことで起こるものですが、直腸性便秘は排出される直前の段階で発生するものなので、便秘になる前の時点から便の硬さが違うのです。

そこからさらに便秘特有の硬さが加わっていくわけですから、直腸性便秘の便がほかの便秘以上に太く硬くなるのは当然です。

それまで予兆がなかったのに急に便が硬くなって出にくくなった場合は、直腸性便秘の可能性も疑ってみるとよいでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

気になったことや知らないことを徹底的に調べることを得意としています。このブログでは調べたこと&実践してみた結果などを中心にアップしています。記事では出来る限り正確な情報を掲載していますが、万が一間違った情報が掲載されていた場合は、ページ下部のお問い合わせフォームやコメントからお知らせいただけると非常にありがたいです。また、記事についての質問などもドシドシ受け付けています!!