ハブ茶は昔から日本では健康茶としてよく飲まているお茶です。カフェインを含んでいませんのでお年寄りから子供まで安心してのむことができます。
しかし、ハブ茶には「アントラキノン誘導体」が含まれているため、妊娠中や便秘対策のための長期間の飲用は控えた方が無難でしょう。
ハブ茶は副作用もさることながら、様々な効果が期待されますので、今回はその効果と副作用について詳しく見ていきましょう。
ハブ茶の効果
便秘改善効果
ハブ茶には先程説明したとおり「アントラキノン誘導体」という成分が含まれています。「アントラキノン」という成分(構造)には便秘を改善する効果があるとされており、飲んでから最短8時間ほどでその効果実感できるでしょう。
また、「アントラキノン誘導体」とは文字通り便秘改善に効果がある「アントラキノン」を作りだすための酵素となります。
ハブ茶は「センナ茶」ほど刺激は強くありませんので比較的安心して飲めて、緩やかな便秘解消への効果が期待できます。
また、センナ茶はお腹を冷やしてしまうのに対し、ハブ茶はお腹を温める働きを持っていますので身体に優しく作用します。ですのでセンナ茶と比べると比較的自然に便秘を改善することができます。
アントラキノン誘導体の効果について調べて見たところ、便秘以外にも様々な効果が期待されているようなので下記にまとめてみました。
アントラキノン誘導体のその他の効果
- 美肌効果
- 肌荒れ予防
- 血流促進作用
- 生活習慣病予防効果
- 新陳代謝を上げる効果
- 血中コレステロール値の正常化
- 高血圧予防
- 更年期障害の予防と改善
- ホルモンバランスを整える
- 健胃作用
- 肝機能を正常化する作用
ビタミンAによる眼精疲労回復の効果
ハブ茶はビタミンAを豊富に含んでおり、眼精疲労の回復効果があります。その他にも充血、疲れ目、眼圧を下げる等の視機能の改善が期待されています。
ハブ茶のその他の効果
ハブ茶には冒頭で説明したとおり様々な効果があり、一つ一つ見ていくとキリがないので残り効果の一覧を作りました。
- 食欲増進
- 滋養強壮
- 不眠症
- 二日酔い予防
- 頭痛の解消
- 口内炎解消
- 喘息改善
- 神経痛やリウマチの予防
- 利尿作用
副作用
腹痛、下痢
ハブ茶は比較的緩やかな便秘への改善が期待されていますが、人によっては「腹痛」や「下痢」といった症状を引き起こしてしまうこともあります。お腹がすぐにゆるくなってしまう方は注意が必要です。
妊娠中の飲用はNG
ハブ茶に含まれているアントラキノン誘導体は先程も説明したとおり下剤と同じ効果を持っていますので、場合によっては下剤を引き起こしてしまいます。
下痢になってしまうと、大腸周りにある筋肉が収縮して、「切迫早産」や「切迫流産」のリスクを高めてしまいますので妊娠中の飲用は控えた方が良いでしょう。
アントラキノン誘導体の副作用
アントラキノン誘導体には常習性や、長期間に渡って摂取した場合は大腸メラノーシス等の副作用もみられます。これらの副作用は下記で詳しくまとめておりますので良かったらご覧ください。
まとめ
ハブ茶はセンナ茶のように強い下剤作用はないため、便秘改善のため比較的安心して飲める健康茶です。
しかし、アントラキノン誘導体も主成分として含まれていて、今回紹介したような副作用も出る可能性もあります。この副作用があることもしっかりと理解しながら便秘対策に役立てていきたいところですね。