見える部分も見えない部分も、できるかぎり白く美しくありたいと考えるのが女性というもの。特に陰部の黒ずみはイメージも悪いですから、なるべく効率的に解消したいものですよね。
黒ずみは陰部専用の美白クリームや専用石鹸を使うことで、少しずつ消していくことは可能ですが、時間がかかってしまうため一気に消しさることは出来ません。
そこで、陰部の黒ずみでお悩みの女性であれば、一度は「手術によって解消しよう」と考えたことがあるのではないでしょうか。外科的な手術はリスクもありますしコストも高くなってしまいますが、速効性という意味ではベストの対策だといえるでしょう。
ただ、どうやって黒ずみを除去するのかまでは意外と知りませんよね? ここであらためて、陰部の黒ずみを手術で解決する方法について一から学んでみましょう。
最もポピュラーな「小陰唇縮小術」
陰部の黒ずみを解決する手術としては、「小陰唇縮小術」が最も代表的です。これは、その名のとおり、小陰唇の周囲を切除して小さくする手術です。
「黒ずみを除去したいのに、どうして?」と疑問に思う人もいるかもしれません。たしかにこの手術は、本来は小陰唇が大きすぎて悩んでいる人や、左右の形がアンバランスなのを整えたい人のためのものでした。しかし現実には、黒ずみ除去にも大きな効果をもつ手術なのです。
なぜなら、陰部の黒ずみは小陰唇の外周部分で最も目立つものだからです。陰部が黒ずむ原因として大きいのは、下着やナプキンなどとの摩擦ですので、ふだん外陰部からはみ出している小陰唇の縁はいちばん黒ずみやすい部分だといえます。そのため、小陰唇の外側を切除してしまえば、キレイな色の部分だけが残るというわけです。
また、小陰唇そのものが小さくなるため、術後は摩擦も起きにくくなります。つまり、黒ずみを除去するだけでなく以後の予防にもなるというわけです。
最近では抜糸不要の手術を行っているクリニックも多いため、何度も通わなくてもいいというのも嬉しいところでしょう。
切除は怖いという人にオススメ「レーザー治療」
もうひとつ有名な方法としては、「レーザー治療」を挙げることができます。レーザー治療というと、顔のシミを取り除いたり傷跡を消したりする施術だというイメージが強いですが、陰部の黒ずみにも効果的です。
陰部はデリケートな場所だけに、切除手術となると勇気も要りますよね。そこへいくと、レーザー治療は体に直接メスを入れるわけではないので、恐怖心もだいぶ緩和されます。何度か繰り返しレーザー照射を受けなければいけないというデメリットもありますが、副作用もありませんので安心です。
クリニックによっては、デリケートゾーン専用のやさしいパルスを用いたレーザーを導入しているところもありますので、事前に調べてみるとよいでしょう。
本当に手術が必要かどうかを考えて
ただし、陰部の黒ずみ対策として手術を選ぶのは、原則的には「最終手段だ」と考えておくべきです。 外科的な手術をしなくても、気軽に試せる対策がたくさんあるからです。
たしかにこのような手術をすれば、陰部の黒ずみは効率的に除去することができます。ただし、美容のための手術ですから保険は利きませんので、費用はどうしても高額になってしまいます。小陰唇縮小術の場合には、15~30万円程度をみておかなければなりません。レーザーの場合にも、総額で10万円以上は予算をみておくべきです。また、場所が場所だけに、万一のときのリスクも非常に高くなります。
にもかかわらず、ほかの方法と比べて確実に優れているといえるのは、速効性だけです。黒ずみ部分が広すぎると小陰唇縮小術では限度がありますし、レーザー治療は効果に個人差があります。よっぽど経済的に余裕があるという人ならば別ですが、コストパフォーマンスの高い方法とはいえないでしょう。
どうしても急いで白くしなければいけない理由があるというのでなければ、まずは別の美白方法を先に試してみるほうがよいでしょう。「どんな対策をしてもまったく効果が現れなかった」という段階になってから手術をしても、遅くはありません。
まとめ
ここまで見てきたように、外科的な手術を利用すれば、陰部の黒ずみは簡単に取り除くことができます。ただ、手術を受ける場合にはその方法や内容をしっかりと理解してから臨むようにしましょう。
できれば、まずはほかの美白クリームなどの方法を試してみてから、それでも改善されなかった場合だけにするのが望ましいでしょう。
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