女性のデリケートゾーンのお悩みとしては、「陰部が黒ずんでいる」というものがよく聞かれます。特に、小陰唇の黒ずみは見た目の印象が汚らしくなりがちですし、「遊んでいる」というイメージも持たれがちですから、なんとしても対策をしたいもの。
とはいえ、気になっていても相談はしづらいのがこうしたお悩みでもあります。下手に友達に相談して、「あの子は遊んでいる」だなんて噂を流されても困りますよね。
そこで、このページでは小陰唇の黒ずみについて、原因や対策法をまとめました。ご参考になれば幸いです。
どうして小陰唇が黒くなるの?
遊んでいるかどうかは無関係!
世の中には昔から、「陰部が黒い女は経験人数が多い」という風潮があるようです。誰しも一度くらいはこの説を耳にしたことがあるのではないでしょうか。実際に信じている人も少なくないかもしれませんね。
しかし、この説には医学的な根拠があるわけではありません。なにせ、処女でも陰部が黒ずんでしまっている人だっているほどです。メカニズムとしては、ただ単にメラニン色素の沈着が起きてしまっているだけに過ぎません。
では、どうして色素沈着が起きるのでしょうか?
それは、小陰唇がデリケートな部分だからです。
メラニンはダメージから守るために作られる
黒ずみの原因物質であるメラニン色素は、本来であれば人間の敵ではありません。それどころかむしろ、私たちの皮膚をダメージから守ってくれる正義の味方です。皮膚が外部から刺激を受けると、それを保護するためにメラニン色素が作られるのです。つまり、黒ずんでいるということは、それだけ守られてきたということなのです。
陰部というのは、人間の体の中でも特にデリケートな部分ですよね。そのため、些細な刺激でもすぐにダメージを受けてしまいがちです。たとえば下着やトイレットペーパーとの摩擦でさえも、毎日のように繰り返していると膨大なダメージが蓄積されます。だからこそ小陰唇は、メラニン色素が生成されやすい場所でもあるのです。
小陰唇は最も黒ずみやすい
小陰唇が黒ずみやすいことにも、明快な理由があります。小陰唇の外側は、ふだん立っているときには女性器全体から少しはみ出していることが多いはずですよね。ということは、それだけ下着と触れることも多いというわけです。摩擦を多く受けますから、黒ずみやすいのは当然のことなのです。
小陰唇の黒ずみ対策
専用の美白クリームを利用するのが安全
メカニズムとしては、小陰唇の黒ずみも顔のシミも同じです。ですから、美白クリームを利用することで小陰唇の黒ずみを改善することが可能となります。
ただし、小陰唇はとてもデリケートです。あまりにも美白効果の高い成分が配合されているクリームでは、刺激が強すぎて、かえって小陰唇の黒ずみを悪化させてしまうことにもなりかねません。万一ただれてしまったりすると、黒ずみ以上に見た目が悪くなってしまいます。
美白クリームを選ぶ際には、小陰唇や乳首のような繊細な場所にも使えるものであることを確認してから使用するようにしましょう。低刺激のため、効果が現れるのは比較的遅くなってしまいますが、デリケートな場所への美白対策はまず安全性を重視するようにしましょう。
手術をすれば簡単に除去できて再発も防止できる
あまり時間をかけたくないという人には、外科的な手術という選択肢もあります。小陰唇の黒ずみには、「小陰唇縮小術」が効果的です。
これは小陰唇の外側を切除するという手術で、黒くなっている部分を削ってキレイな色の部分だけを残すというものです。また、小陰唇そのものが小さくなるわけですから、摩擦も減るため黒ずみの再発を予防する効果まであります。
保険適用外ですので費用は高くなってしまいますが(15~30万円程度)、短期間ですぐに効果を得ることができますので、経済的に余裕がある場合には検討してみてもよいでしょう。
まとめ
ここまで見てきたように、小陰唇の黒ずみは原因もはっきりしていますし、対策法も確立されています。黒ずみは決して病気ではないので、そのまま放置していても害はありませんが、やはり女性としてはどうしても気になってしまうものですよね。我慢できない場合には、美白クリームや手術といった対策をとるとよいでしょう。
また、解決したあとには原因をしっかりと見つめ直して、再発しないようケアを怠らないようにすることも大切です。
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